2016年6月8日
取引先からフランス料理での食事に誘われた!知らないと恥ずかしいフランス料理のテーブルマナー
日本でも、しっかりとしたお食事の席で選ばれることの多い「フランス料理」。
ウェディングの披露宴のお料理でも、フレンチのフルコースが一番ポピュラーです。
フランス料理というとマナーに厳しいイメージがありますね。
でも、マナーとは、同席者や、お店への気配りが形になったものなんです。
大切な食事の席で、マナーを守り、紳士・淑女として振る舞えれば、
あなたのイメージはグッと良くなることまちがいなしですよ!
入店~着席
コートは入店前に脱いでおき、預ける
コートや上着は、お店の玄関前で脱ぎ、片手にかけて入りましょう。
コートについたホコリをお店に持ち込まないための気遣いです。
コートや大きな荷物はクロークで預かってもらいます。
バッグ・荷物はどこに置けばいいの?
女性のハンドバッグなど、小ぶりなものは、椅子の背もたれと自分の間に置きます。
底に鋲がついたバッグなどは自分の足元、左側に置きましょう。
バッグを背もたれにかけるのは、給仕の邪魔になり、よくありません。
テーブルの上に置くのはNGです!
携帯電話やカメラなどもできるだけテーブルの上には置かないようにしましょう!
エレガントにナプキンを使おう
ナプキンを膝に置くタイミング
テーブル上にセットされているナプキンは
オーダーが終わったタイミングで膝の上に置くのが一般的。
ウェディングの披露宴などは、着席してからお食事が始まるまでが長いので
乾杯してから膝にかけるのが良いそうです。
お食事中のナプキンの扱い方
ナプキンは2つ折りにして、折り山を自分側にして、膝の上に置きます。
口元が汚れた際は、そっと、抑えるよう(ゴシゴシ拭かずに)に拭います。
この時、折りたたんだナプキンの内側(下に来るほう)を使い、
拭った後は折り込むようにしましょう。
こうすれば、汚れた箇所が人に見えません。
お店のナプキンを汚すことを気にして、持参したティッシュやハンカチを使うのはやめましょう。
「こんなナプキン使えません!」という意味になってしまいます。
離席時のナプキン
軽くたたんで、椅子の上に置きます。
口を拭うなどして汚れた部分は、上手に中に折りたたんで、
見えないようにすることも気をつけたいですね。
お食事後のナプキン
意外ですが、
綺麗に折りたたんでテーブルの上に置く事は、
「美味しくなかった」というサインになってしまいます。
かといって、あまりぐちゃぐちゃに置くのもスマートではないので
あえて角と角をずらす、などしてほどよくラフにたたんでテーブルの上に置きましょう。
フォーク・ナイフ・スプーン等「カトラリー」の扱い方
基本的に、端から使えばOKです!
間違えて使ってしまっても、また必要なタイミングで
ギャルソン(給仕・ウェイター、ウェイトレスのことです)
が補充してくれますので、気にせずそのまま使いましょう。
ナイフとフォークの置き方
食事中、一旦手を休めたい時や、お手洗いなどで中座したいときは
ナイフとフォークの先端を合わせて、お皿の上にハの字型におきます。
そのとき、ナイフ先端がフォークの下に潜り込むようにします。
食べ終わった場合は、
ナイフとフォークを並べて、
横水平に(先端を左)か斜め(先端を左上に)に置きます。
ナイフの歯は自分の方(内側)に向けるようにしましょう。
食べる際のカットの仕方
左手にフォーク、右手にナイフを持つ
というのは、皆さんご存知だと思います。
メインなどの大きなお料理の場合、
最初に全て一口大に切ってから食べるのはやめましょう。
料理の左側から順に、食べるたびに一口大に切りながらいただきます。
スープの飲み方
フレンチの場合は奥から手前へスプーンを運び、スープを飲みます。
(手前から奥にすくうのはイギリス式のマナーです)
普通の器の場合、持ち上げるのは良くありません。
持ち手付きのカップでスープが出された場合は、そのまま持ち上げて飲んでもOKです。
カトラリーなどをうっかり落としちゃったら
自分で拾うのは、よろしくありません。
ギャルソンに頼んで拾ってもらいましょう。
意外と鬼門なパン!徹底攻略
数種類のパンから選べるときは
たくさんの種類のパンが入ったバスケットから選べるときは
いくらパンが大好きでも、ぐっとこらえて1~2個選んで取りましょう。
大丈夫!食べ終わったら、またギャルソンがパンを持ってきてくれますよ!
どうやって食べるの?バターの塗り方は?
パンは、パン皿の上で一口分づつちぎり、
その都度バターをつけていただきましょう。
トーストのように、最初全面にべったりバターをつけたり、
塊にかじりつくのはお上品ではありません。
パンくずが散ってしまったら
そんな時は、あまり気にせず、そのままに。
自分でササッと、テーブルの下に落とすのはNGです。
デザートの前などに「ダストパン」といって
ギャルソンが綺麗に取り除いてくれるサービスがあります。
それまで待てない場合は、ひと声かけてダストパンをしてもらいましょう。
パンでスープやソースを拭ってはいけない
これは、日本人が特に誤解しがちなマナーだそうです。
「パンで残ったソースを拭うことで料理人に
『ソースもすごく美味しかったよ』と伝える。」
とどこかで聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?
お料理のソースを拭うのは、
カジュアルなビストロや家庭では許されるようですが
高級フレンチや結婚式では、やってはいけません。
ちなみに、パンをスープに浸すのは、カジュアルなビストロでもご法度です。
日本人の食で例えるなら、
「焼き肉のタレをご飯につける」「お味噌汁をご飯にかける」という感じでしょうか?
家や牛丼屋・庶民派レストランなどではやってもいいですが、
高級店・料亭などでは、やってはいけないですよね!
汚いことではないけど「下流階級っぽい作法」と見えてしまいます。
スマートでかっこいい振る舞いで、美味しいフランス料理をいただく…
非日常的で、素敵なひとときですね!
ここでは、レストランを想定してマナーをご紹介いたしましたが、
ケータリングのフルコースなら、
お庭でも、海辺でも、和風古民家でも、神社の境内でも
どこでもフランス料理のフルコースがお召し上がりいただけます。
都内有名フランス料理店出身のシェフが作るフルコースケータリングはいかがでしょうか。
【参考サイト】
フランス料理のマナーを徹底解説!今更きけない?!これだけ覚えればOK! – Find Travel
決めるデートは本格フレンチで!恥をかかないためのテーブルマナー | ギャザリー
高級店も怖くない! – 「これさえ覚えればOK」のフランス料理のマナー | マイナビニュース