2025年4月18日

食べるボタニカル 心ときめくハーブを使ったお料理
木々の緑がいっそう鮮やかになり、風にのって初夏の香りが届くころ。
そんな今の季節にぴったりなのが、心ときめく“ハーブ”をふんだんに使った料理たち。
ミントの清涼感、バジルの豊かな香り、ディルやタイムのやさしい余韻――。
自然の恵みを感じるボタニカルなひと皿が、フォリクラッセのお料理にも多数ラインナップ!
今回は、現在提供中の春メニューの中から、ハーブを使ったメニューをご紹介いたします。
季節の移ろいを味わいながら、心も身体もほぐれる時間をお楽しみください。
春のフレッシュハーブとスモークサーモンのカネロニ

なめらかで上品なコクを持ち、スモークの香りが絶妙なスモークサーモンのムースに、繊細な香りをまとわせるのは、春の陽気にぴったりなハーブ“ディル”
軽やかに焼き上げたパイ生地の上で、一口ごとに広がる香りとコクが、まるで春風のように優しく心をほどいてくれます。
ディルは、地中海沿岸を原産とする香り高いハーブで、特に魚介との相性に優れた存在です。
ふんわりと漂う甘く爽やかな香りが、スモークサーモンの旨みを上品に引き立て、洗練された一品に仕上げています。
優雅なパーティーのひとときに、季節を感じるボタニカル・アミューズ。
野菜で華やかに飾られた姿は目にも美しく、香りでも楽しめる一品を、どうぞご堪能ください。
春野菜とチキンのエストラゴン風味

季節の恵みがぎゅっと詰まった、滋味豊かな一皿。
やわらかく火を通した春キャベツ、春セロリ、春人参、新玉ねぎ――。みずみずしさを残したまま、鶏肉の旨みとともにやさしく煮込まれた春野菜たちが、心ほどけるような味わいを演出します。
エストラゴンはタラゴンとも呼ばれるフレンチのハーブ

この一皿の隠し味は、フランス料理で重宝されるハーブ“エストラゴン”の酢漬け。
ほんのり甘く、爽やかなアニスの香りを持つエストラゴンは、まろやかな煮込み料理に気品と奥行きを添えてくれます。
その香りがやさしく広がることで、素材の持つ甘みやコクが一層引き立ち、余韻まで心地よく響く味わいに。
チキンは食べ応えのあるサイズにカットされ、柔らかく上品な仕上がりでしっかりお腹を満たしてくれるメイン料理です。
春の訪れを感じる食材と、エレガントなハーブの香りが織りなす一皿をお楽しみください。
ムール貝とオリーブのニース風ピラフ

こちらは、南仏の海辺を思わせる陽光あふれるひと皿。
旨み豊かなムール貝とベーコン、鶏肉を贅沢に合わせ、オリーブとケッパーのほのかな塩気が味わいにアクセントを添えます。
香りの余韻を優雅にまとめるのは、爽やかなグリーンノートをもつ“ディル”。
その繊細でやさしい香りが、地中海の風を感じさせる素材たちをふんわりと包み込み、軽やかながらも奥深い味の広がりを演出します。
大ぶりのムール貝はうま味たっぷりで、ベーコンや鶏肉などの具材がゴロゴロと入っていて食べ応えも満点です。
旬を味わう香りの贅沢

季節が移ろい、草木が勢いを増す初夏。そんな時季にこそ、ハーブの繊細な香りと彩りは、私たちの五感にやさしく寄り添い、日常に小さなときめきを添えてくれます。
今回ご紹介したのは、春から初夏へと移る季節を感じさせる“食べるボタニカル”たち。ディルやエストラゴン、オリーブやケッパーの個性豊かな風味が、旬の食材と響き合い、ひと皿ごとに上質な余韻をもたらします。
忙しい日々の中に、ほんの少しの贅沢を。
ハーブが導く静かな時間とともに、季節の香りを味わう特別なひとときをお楽しみください。
今回ご紹介したメニューは、フォリクラッセケータリングの春メニューとしてご提供中のものです。
このほかのメニューについても、こちらのページからご覧いただけますので、ぜひ一度ご覧ください。