2024年6月15日
2024年ブームの予感!大注目のトレンド食材とうもろこしを味わい尽くせ
前回のコラムでは、クックパッドによる食トレンド予想2024にノミネートされているパリおにぎりをご紹介しました。
パリおにぎりは、2024年にフランスパリで開催されるオリンピックと共に注目度が増している、逆輸入フード。
そんなパリおにぎりをケータリングでご提供できるのが、フォリクラッセの小さなおにぎり「KOMUSUBI」です。
詳しくはぜひこちらのコラムもご覧ください。
食トレンド予測2024ノミネートのとうもろこし
クックパッドによる食トレンド予想2024に、パリおにぎりとともにノミネートされているのが、とうもろこしです。
とうもろこしは昔ながらのなじみある食材ですが、近年では品種改良が進み、果物のように糖度の高い品種が人気を博しています。
2024年とうもろこしの糖度が注目される理由とは?
昔から親しんできた野菜であるとうもろこしが、なぜ今になってこんなにも注目されるのでしょう?
その理由を分析します。
消費者の嗜好の変化
近年、消費者はより甘みが強く、風味豊かな食材を求める傾向があります。
これは、甘くねっとりした品種の開発で大ブームになった「さつまいも」と同じ流れです。
高糖度のとうもろこしは、デザート感覚でも楽しめるため、家庭料理だけでなく外食産業での需要も増加しています。
健康志向の高まり
世界的なパンデミックを経験し、人々の中で健康への意識はより一層高まっており、美味しさだけでなく自身の健康により役立つ食材を取り入れたいと考える人が増えてきています。
精製度の高い白砂糖や、人工甘味料をできるだけ避けたいと考える人も増えてきます。
自然な甘みを持つ食材への関心が高まっており、糖度の高いとうもろこしは砂糖や人工甘味料の代替としても注目されています。
高糖度のとうもろこしは、サラダの材料やポタージュスープの材料としてだけでなく、スイーツの材料としても活用でき、健康志向の高い方に支持されています。
とうもろこしの栄養の特徴は?
とうもろこしは糖質・タンパク質を多く含み、エネルギーが高いため、穀物として主食として食べている国もあります。
とうもろこしは1本が350g前後で、可食部(食べられる部分)は175gほど。
1本あたり、エネルギーは156kcal、タンパク質6.3g、脂質3.0g、炭水化物29.4g、食物繊維は5.3g 含まれています。
そのまま食べる場合には、おやつや間食にピッタリのボリュームと栄養バランスです。
特に、ビタミンやミネラル、食物繊維も豊富に含んでいる点が嬉しいポイントです。
100gあたりの栄養成分を比較
とうもろこしの栄養成分を、もっと詳しく野菜やくだものと比べてみました。
エネルギー(kcal) | タンパク質(g) | 脂質(g) | 炭水化物(g) | ビタミンA(μg) | ビタミンB1(mg) | ビタミンB2 (mg) | ビタミンC(mg) | 食物繊維(g) | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
とうもろこし (スイートコーン・ゆで) | 95 | 3.5 | 1.7 | 18.6 | 20 | 0.12 | 0.10 | 6 | 3.1 |
白米 | 156 | 2.5 | 0.3 | 37.1 | 0 | 0.02 | 0.01 | – | 0.3 |
さつまいも (蒸し) | 131 | 1.2 | 0.2 | 31.9 | 29 | 0.11 | 0.04 | 29 | 2.3 |
バナナ | 93 | 1.1 | 0.2 | 22.5 | 42 | 0.05 | 0.04 | 16 | 1.1 |
りんご | 53 | 84.1 | 0.1 | 15.5 | 12 | 0.02 | – | 4 | 1.4 |
とうもろこしのカロリーはバナナと同程度
とうもろこしのカロリーは100gあたり95kcalで、バナナと同程度で、白米の半分、蒸したサツマイモのおよそ2/3程度です。
決して低カロリーと言える食材てはないので、ダイエット中の方は食べすぎに注意する必要がありそうです。
とうもろこしは糖質が高め
とうもろこしの糖質量は18.6gで、白米やサツマイモよりも、バナナやりんごと同程度ということができます。
ただし、この糖質量はあくまでも食品成分表に掲載されている平均値で、近年開発されている甘さが特徴のとうもろこしは、これより糖質量が高くなっていると考えられます。
食物繊維が豊富なとうもろこし
比較した食材の中で、最も食物繊維を多く含む食材がとうもろこしです。
食物繊維は、腸内環境の改善や便秘予防、血糖値の調整、コレステロール値の低下、体重管理など、さまざまな健康効果をもたらします。
SNS映え必至!この夏大注目のとうもろこしメニュー
2024年大注目のとうもろこしに、フォリクラッセケータリングはいち早く着目。
先日よりご提供が開始された2024年夏のシーズンメニューにも、美しく華やかなフィンガーフードとしてとうもろこしを使用したメニューがラインナップ!
フォリクラッセのシェフによる独創的なとうもろこしメニューをご紹介いたします。
スイートコーンと阿部鳥のテリーヌ
岩手県や青森県など北東北で飼育されている阿部鳥のもも肉を使った上質なテリーヌを、美しい黄色のクルトンでサンド。トップには、スイートコーンのムースを花型に抜いてあしらった、可愛らしい一品です。
口当たりのよいムース状に仕上げたとうもろこしは、ほのかな甘さと優しい香り。
お花の中央には、バルサミコのソースをあしらって、まるでひまわりの花束のような夏らしさいっぱいの一品です。
ビュッフェでご提供すると、料理テーブルを華やかに彩ってくれます。
ガスパッチョソースと季節野菜のカッペリーニサラダ
2024年夏メニューの中から、もう一品。
夏野菜をふんだんに使用したカッペリーニの冷製料理です。
トマトにきゅうり、パプリカ、ピーマンなどの夏野菜を使ったガスパチョという冷製スープをパスタソースにアレンジして、口いっぱいに夏を感じて頂ける一品です。
トッピングの一部に、とうもろこしを使用しています。
きゅうりやタコなどの具材とサイズを合わせるように切りそろえられたとうもろこしは、他の具材とも調和し、食べた時にしっかりと存在感を感じられます。
切り方ひとつで、見た目だけでなく味わいにも変化を感じられるとうもろこし、奥が深いです。
とうもろこしの魅力いっぱい!多彩なメニュー
フォリクラッセケータリングで過去にご提供してきたメニューの中から、とうもろこしを使用したメニューを一部抜粋してご紹介いたします。
この夏、おもてなしパーティー料理の参考にしてみてはいかがでしょうか?
サマーコーンとビーフのシュラスコ
ブラジルの肉料理、シュラスコをフィンガーフードにアレンジした一品です。
ジューシーな牛肉とフレッシュなお野菜が絶品にマッチ!
トッピングは、とうもろこしと黄色いプチトマト、黄色のズッキーニを合わせたワントーンコーデ。
かなりのおしゃれ上級者です。
ゴールドラッシュのクーリーとフォアグラテリーヌ
こちらも黄色のワントーンでまとめた、非常に上品な佇まい。
ゴールドラッシュという品種のとうもろこしを使用したジュエルフードです。
クーリーとは、フランス料理における濃厚なソースを意味します。
とうもろこしを口当たりのよいピューレ状にしてフォアグラのテリーヌに合わせた、口当たりのよい一品です。
ヤングコーンのピンチョス サマートリュフの香り
こちらはとうもろこしの実をまだ小さく未熟なうちに収穫したヤングコーンを使用したピンチョスです。
とうもろこしとは一味違う、サクッとした独特の食感を楽しむことのできる一品です。
食感とサマートリュフの香り楽しむことのできるピンチョスで、ワインとよく合います。
真蛸とスイートコーンのピラフ
こちらは、温製料理としてご提供していた、ピラフです。
ぶつ切りの真蛸と、彩りのよい枝豆に加えて、スイートコーンも入った具沢山のピラフ。
とうもろこしは1粒ずつバラバラにするのではなく、他の具材と大きさを揃えることで全体に調和が生まれています。
そうすることで、食べた時にそれぞれの味わいを楽しむことができるようになっているんですね。
夏のとうもろこしの一番の楽しみ方
とうもろこしの旬は、夏!これから夏にかけてが最盛期を迎えます。
採れたてのとうもろこしを一番美味しく頂けるのは、やはり焼きとうもろこし!
焼いたときに広がる甘いとうもろこし特有の香りは、食欲をそそります。また、食感も焼くことでほんのりカリッとして、それがとうもろこしの甘みと絶妙にマッチしています。
旬の食材は、栄養価も高いことで知られています。ビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含んだとうもろこしを、ぜひ楽しんでみてください。
フォリクラッセケータリングの姉妹ブランド、屋台家千寿堂では、焼きとうもろこしの屋台も取り揃えています。
お祭りケータリングでの焼きとうもろこしは格別!ぜひこちらもチェックしてみてください。