2025年9月5日

絶品!フレンチソースの魅力を味わう~レムラードソース~
フランス料理といえば「ソースが決め手!」なんて言われるくらい、本当に様々な種類のソースがあることで知られています。
同じお肉やお魚でも、かけるソースが変わるだけでまるで別の料理に大変身。これがフレンチの面白さでもあり、奥深さなんですよね。
そんな数あるソースの中から、今回ご紹介したいのが「レムラードソース」。
名前はちょっと聞き慣れないかもしれませんが、実はとても身近な存在で、ひと口味わえばみんなが虜になるような魅力たっぷりのソースです。
レムラードソースソースの基本と、馴染みのあるフレンチのソースをご紹介しつつ、今月からご提供がスタートしたフォリクラッセの秋のシーズンメニューの中から、オススメの一品をご紹介いたします。
レムラードソースとは?

ムラードソースは、フランス発祥の伝統的なソースのひとつ。
ベースはマヨネーズで、そこにマスタードやピクルス、ケッパー、ハーブなどを加えて作られます。
まろやかさと酸味が同時に楽しめるのが特徴で、さっぱりしているのにコクがある、というちょっと不思議な美味しさ。
フランスでは魚のフライやゆでエビなどのシーフードと合わせるのが定番ですが、肉料理や野菜料理とも相性がよく、アレンジの幅が広い万能ソースとして親しまれています。
実は、このレムラードソースには“親戚”のような存在が世界各地にあります。どれも見た目や味わいがよく似ていて、「あ、これなら知ってる!」と思えるものも多いんです。
レムラードに似たソースたち

オランデーズソース
卵黄とバター、レモン果汁で作られる滑らかなソース。エッグベネディクトでおなじみですが、魚や野菜にもよく合います。
レムラードよりもマイルドで、コクのある口当たりが特徴です。
シンプルながら絶妙な乳化の技術が求められるため、クラシックフレンチの技を象徴するソースとも言われています。
ベアルネーズソース
卵黄とバターをベースに、白ワインビネガーやエストラゴンなどのハーブを加えたソース。
お肉、特にステーキとの相性が抜群で、レムラードよりも濃厚でリッチな味わいです。
ビネガーの酸味とハーブの香りがアクセントになり、重厚な料理に上品な奥行きを与えるフランスの伝統的なソースといえます。
タルタルソース
ゆで卵を加えてまろやかさを出した、日本ではフライ料理に欠かせないソース。
マヨネーズベースで似ていますが、よりボリューム感がある味わいです。
玉ねぎやピクルスの食感も加わり、食べごたえと満足感を与えてくれるのが特徴で、家庭の食卓にも定着しています。
アイオリソース
オリーブオイルとニンニクを使ったソースで、クリーミーなのにパンチのある風味が特徴。
レムラードよりも個性的で大人っぽい印象です。
シンプルな茹で野菜や白身魚に添えるだけで、料理全体を華やかに引き立ててくれる存在感があり、地中海料理には欠かせない一品です。
サワークリーム系ソース
乳製品をベースにしたさっぱり味の白色のソースです。
魚や野菜との相性が抜群で、レムラードと同じく爽やかなソースですが、より軽やかな仕上がりです。
ハーブやレモンを合わせれば一層フレッシュな味わいとなり、脂の多いサーモンや揚げ物ともバランスよく調和します。
秋の味覚をふんだんに使用した新メニュー
ここまでソースの世界をざっと見てきましたが、最後に今回の主役・レムラードソースを使ったフォリクラッセケータリングの新しい一皿をご紹介します。

秋の緑黄色野菜とサーモンコンフィのサラダ レムラードドレッシング
秋の味覚をふんだんに盛り込んだサラダ仕立ての一品です。
レムラードソースをベースにアレンジし、ドレッシングとして使用。酸味とコクのバランスが野菜の甘みやサーモンの旨みを一層引き立てます。
具材には、ほっくりとした金時芋やかぼちゃ、香り豊かなブラウンシャンピニオン、彩りを添えるトマトや水菜、ほんのり苦味の効いたベローナ、そして旨みの詰まった茄子。
そこに低温でじっくり火入れしたサーモンコンフィを合わせ、秋の素材の魅力を余すことなく楽しめる贅沢なサラダに仕上げました。
9月から11月まで旬の食材を使用した秋メニュー!
9月から11月にかけてご提供中のフォリクラッセのの秋のシーズンメニューでは、秋が旬の食材をふんだんに使ったメニューがラインナップ。
かぼちゃやきのこ、根菜など、季節ならではの味わいを楽しめる一品が揃っていますので、ぜひチェックしてみてください。
シーズンメニューはこちらからご覧いただけます。
次回予告
最後までご覧いただきありがとうございます。
次回のコラムでは、秋のシーズンメニューに使用されているまた別のフレンチソースにスポットを当て、その魅力をご紹介予定です。
フレンチソースの奥深さをさらに知るチャンスですので、お楽しみに!