2015年8月28日
【信じてたのに…】実は日本料理だった洋食をご紹介!(第1弾)
長い歴史の上で、海外から入ってきたものを
なんでも素敵にカスタマーイズ☆しちゃっている日本!
そして、島国ゆえ、そのことに私たちが気が付いていないこともよくあります。
今日は私たちの身近な料理から
「えええ!!西洋料理だと思ってたのに・・・日本料理だったの!?」
というメニューをご紹介いたします!
オムライス
このブログを書くのきっかけは、この料理です。
フォリクラッセでは、外国の方ために、メニューの日本語の下に英語を表示しております。
そのために英訳作業をしていたら・・・
オムライス (weblioより)
an omelet with a filling of ketchup‐seasoned fried rice.
な・・長っ!!Σ(゚口゚;)// もう説明文になってる!!え?英語名存在しないの!?
というところから、今回の調査がはじまったのです。
オムライスの名称は、フランス語のomeletteと英語のriceを組み合わせた和製外来語です。
オムライスは「発祥の店」を自称するところがいくつかあるのですが、
1900年代ごろから、洋食屋が、チキンライスとオムレツを組み合わせて提供しはじめ、
東京銀座の「煉瓦亭」もしくは大阪心斎橋の「北極星」が有名だそうです。
参考-Wikiedia
ナポリタン
おそらくイタリア・ナポリの方が食べたら「なんじゃこりゃぁぁぁぁ!!!!!」と言われます。
たしかにナポリではトマト・ニンニク・オリーブオイルなどで作る
「トマトソース(ポドモーロソース)」を使ったパスタがたべられているようです。
でも、日本のナポリタンように、「トマトケチャップ炒めパスタ」なんてナポリにはないのです。
そもそもトマトケチャップはアメリカ生まれ。
じゃあ、どうしてナポリタンなのでしょうか?
新大陸アメリカからトマトをもたらしたスペイン。
17世紀ごろ、スペインの支配下にあった
イタリアのナポリではトマトソースでスパゲティを食べる習慣が普及。
↓
他の都市ではトマトソースでスパゲティを食べる習慣がなかったため、
フランスにトマトソースが伝わった時トマトソースが「ナポリティーヌ」と呼ばれるようになった。
(透き通った出汁を使う料理を、だいたい「関西風」というのと、感覚的には似ている気がします)
↓
第2次世界大戦後の日本、GHQに接収されていた横浜の「ホテルニューグランド」にて
トマトソースで作った「スパゲティ・ナポリタン」が登場。
(実は日本でのナポリタン発祥は諸説あるのですが、一番有名な説)
↓
戦後の食糧不足の中、アメリカ進駐軍が、
自分たちの大好きだったトマトケチャップを大量に日本に持ち込む。
↓
トマトが高かったのでトマトケチャップを使ってナポリタンがつくられ、大人気に。
とてもざっくりまとめると、こんな感じです。
日本のナポリタンは、コシのない麺が王道です。
これは日本人の慣れ親しんだうどんに近くするため、あえてそうされたそうですよ!
やっさしいー!
参考-wikipedia
【ニアミス】ジャーマンポテトも日本料理?
以前、ドイツを訪問した際、
「ご飯は何がいい?」と聞くドイツ人に
「本場のジャーマンポテト作ってよ!」と言ったら
「は?なんだそれは?」とものすごく怪訝な顔をされたのです。
あれ?これはもしや、
またまた日本オリジナル料理 キタ――(゚∀゚)――!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
・・・・と喜び勇んで、調査したら・・・・
これは上記2品と違って、
本場ドイツによく似た料理がありました。 (・`ε・´○)チェ
Bratkartoffeln(ブラートカルトッフェン)
ジャガイモをベーコンを塩コショウなどで炒めた料理です。
ああ・・・そっくりですね。(“゚д゚)
しかもドイツでもちゃんと、よく食べられているようです。
日本に入ってきた詳しい経緯はちょっとわかりませんでしたが
アメリカでは、ジャガイモ・ベーコン・玉ねぎなどを炒めたサラダを
「ジャーマンポテトサラダ」というらしいです。
アメリカがルーツとしては・・・・怪しい。
アメリカ以外の国の料理が
アメリカ経由で、日本に伝わると
だいたい妙な変化を遂げてしまっていることはよくあるのですが、
それはまた、別の回にでも!
今回は3品でしたが、もっともっとあるのです!
新しいものが、みんなに優しくつくりかえられる
不思議なオリジナル日本料理ワールド。
第2段もお楽しみに!