2022年5月19日

【SDGs】サスティナブルなケータリングを目指して
フォリクラッセのSDGsへの取り組み
SDGsとは
ここ数年、聞かない日はないというくらい、有名になった【SDGs】というキーワード。
改めておさらいすると、
SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)は、「誰一人取り残さない(leave no one behind)」持続可能な社会の実現を目指す世界共通の目標のことで、地球環境や私たちの社会を未来の世代に繋いでいくために、解決しなければならない課題をまとめたものです。
国際的に取り組んでいこうという課題ですが、徐々に個人レベルでも取り組みに対する意識が高まってきているように感じられます。
フォリクラッセに求められるのは・・・?
ここ数年は、弊社フォリクラッセが、企業主催のイベントで提供する料理にも「環境と健康への配慮」が求められる機会が格段に増えてきました。
『SDGsを意識したケータリングができないか?』『環境に配慮した食材や資材を使用したお料理の提供をしてほしい』というテーマが、『おしゃれなお料理やスイーツを願いしたい』というご要望よりも先になるケースがぐんと増えました。
おしゃれで美味しいケータリングだけでなく、環境に配慮した方法でお届けすることが、我々に期待されているのです。
出来るところから変えていく
環境への配慮として、フォリクラッセが一番に取り組むのは使い捨てプラスチックの排除です。
使い捨てプラスチック取り皿の廃止

ケータリングプランのうち、フルサポートプランではお料理をゲストが取り分ける際に使用して頂くのは、陶器のお皿です。
一方、ドリンクサポートとゼロサポートの2つのプランでは、使い捨てプラスチックのお皿を使用していました。
今後は、お客様からの特別のご要望がない限り、サトウキビを主原料とする天然素材の取り皿でご提供させて頂きます。
サトウキビモールドプレート
原料はサトウキビから砂糖を精製する際に出る搾りかす=バガス。
これまで廃棄物とされていたものが、技術の進歩によってリサイクル可能となり、紙や皿として再利用できるようになりました。
このハガスを使用したお皿を、プラスチックの使い捨て皿に替わってドリンクサポートプランとゼロサポートプランにて使用してまいります。
使い心地は、パルプの密度が濃く、厚みもしっかりしているので、お料理を取り分ける際にも安心です!
このサトウキビモールドプレートを使用することで、廃棄物のリサイクルになるほか、紙の原料にすることで木材の使用量を減らすことにもつながっていきます。
ドリンクカップの見直し
海洋プラスチックを増やさないために
世界中の海にはすでに1億5,000万トンのプラスチックごみがあると言われおり、さらにそこに毎年800万トンもが新たに流ながれ込こんでいると推定されています。
このままの状況が続けば,2050年には海にいる魚の重量よりもプラスチックごみの方が多くなると言われています。
飲み物用カップは、クラフトカップに変更
取り皿と同様に、お飲み物を注ぐグラスも、フルサポートプランではガラス製のグラスを使用していますが、ドリンクサポートプランとゼロサポートプランでは、プラスチック製の使い捨てカップを使用してきました。
今後、特別お客様からご要望がない場合や、プラスチック製カップを使わなければならない理由がない限り、お飲み物提供の際には、温冷ともにクラフトカップにてご提供させて頂きます。

カトラリーも植物由来で自然に返りやすい素材で

白樺材の木製フォークスプーン
ドリンクサポートプランとゼロサポートプランでは、カトラリーはプラスチック製のフォークとスプーンをご用意していました。(フルサポートプランでは金属製のフォークやスプーン)
今後は、白樺を原料にしたフォークスプーンでご提供いたします。
漂白剤や防腐剤は未使用で、環境にやさしい天然木材のカトラリー。
原料である白樺は、パルプ材としての利用が主だったものが、技術の進歩によって内装材・家具材としても活用されるようになったほか、なんとスキンケア商品にまで使用されるなど、捨てるところのない木材として注目されています。
割りばしはもちろん植物由来
日本が誇る万能カトラリー”箸”!これは、ケータリングのどのプランでも、お弁当にお付けするものもすべて竹製または木製の割りばしでご提供しています。

【次回予告】
今回は、まず最初に取り組んできた、脱プラスチックの取り組みについて取り上げました。
次回のコラムでも、フォリクラッセが取り組む『環境にやさしく、おしゃれで美味しいケータリング』についてご紹介してまいります。