2020年7月10日
ビストロ?ブラッスリー?フランス料理のお店の呼び名とそれぞれの特徴を教えて!
「フランス料理のお店」というと、どんな雰囲気をイメージしますか?
ドレスやきちんとしたスーツを着て、かしこまった感じで行くのがフレンチのお店、という印象を持っている方も多いかと思います。
でも実は、気軽な服装で行けるカジュアルなお店からきちんと来店時の服装(ドレスコード)が定められた格式高いお店まで幅広い形態があるのです。
今回はお店選びに役立つ、フランス料理のお店の形態やそれぞれの格式、ドレスコードなどについて解説していきます。
ドレスコードとは?
フランス料理のお店の形態をご紹介する前に踏まえておきたいのがドレスコードです。
ドレスコードとは行事や催し、場所・時間帯などにふさわしい服装の事で「服装規定」とも言います。
格式の高いレストランに行く際に気をつけたいのが、このドレスコード。
服装に迷う場合は、お店を予約する際にドレスコードがあるかを確認しておくと安心かと思います。
フレンチのお店にはどんな形態があるの?
フランス料理のお店は、大きく分けると以下の6種類に分類されます。
- カフェ(Cafe)
- ブラッスリー(Brasserie)
- ビストロ(Bistro)
- レストラン(Restaurant)
- オーベルジュ(Auberge)
- グランメゾン(Grande maison)
馴染みのある呼び方もあれば、これもフランス料理のお店だったのか〜という呼び方もあるかと思います。
ひとつずつ、ご紹介していきますね。
ビストロ?ブラッスリー?フランス料理のお店の呼び名とそれぞれの特徴
先程ご紹介した6種類のお店の形態をご説明していきます。
カフェ(Cafe)
こちらは比較的イメージしやすいかと思います。
コーヒー紅茶などと軽めの食事が提供されるお店です。
夜にはアルコールを提供する店も多く、馴染みがある印象のスタイルですね。
ちなみにドレスコードは特に気にする必要はありません。普段着で気軽に行けるお店です。
ブラッスリー(Brasserie)
もともと「ビールの醸造所」の意味を持つブラッスリー。
ビールなどが飲める、「カジュアルな大衆居酒屋」というイメージです。
次にご紹介するビストロと少し近い印象がありますが、ビストロよりも、よりカジュアルです。
お酒と軽いお食事を気軽に楽しめるお店で、ドレスコードも気にしなくてOKです。
ビストロ(Bistro)
ビストロは「居酒屋」や「小さなレストラン」という意味です。
家庭的な雰囲気のお店が多く、家族や友人と気軽に行ける雰囲気のお店です。
こちらもドレスコードは特になし。
レストラン(Restaurant)
日本では、少し高級感漂う雰囲気のお店を「レストラン」と呼ぶ事も多いですね。
イメージのとおり、前述の「カフェ」「ブラッスリー」「ビストロ」よりもきちんとした印象です。
ドレスコードは店舗によってまちまちですが、男性であればジャケット着用のスタイル、女性であれば肌の露出が少ないワンピースやトップスとの組み合わせが良いでしょう。
足元はスニーカーやサンダルは避けて、革靴・パンプスにすると良いです。
オーベルジュ(Auberge)
オーベルジュとは、ホテル付きのレストランという意味です。
郊外にある事が多く、地元で採れる食材を調理したり、郷土料理を振る舞う事を目的としている業態です。
遠方から足を運びお酒も嗜むお客さんがその日のうちに車で帰宅する事は困難なため、宿泊施設を設けるようになったのが、オーベルジュのはじまりとも言われています。
あくまでレストランのほうがメインです。
ドレスコードはレストランと近いイメージで、男女ともにカジュアル過ぎる服装は避けたほうが良いでしょう。男性はジャケット着用が無難です。
グランメゾン(Grande maison)
今回ご紹介する中では、最も格式の高い形態のお店です。
このグランメゾン、実は日本だけで使われている言葉です。ミシュランの三ツ星クラスを指す、和製フランス語なのです。
俳優の木村拓哉さんがシェフを演じた「グランメゾン東京」というドラマも記憶に新しいですね。
グランメゾンの場合、ドレスコードがきちんと定められている場合が多いため、事前に確認しておくと安心です。
男性であればジャケットにネクタイ、女性の場合はワンピースやドレッシーなスーツ以上の服装が望ましいでしょう。
また、小さいお子さん(12歳未満)の入店を制限している事も多いので要確認です。
フランス料理のお店の呼び名とそれぞれの特徴 まとめ
フランス料理のお店と言ってもたくさんの呼び方・形態があるのですね。それぞれの特徴を知ることができると、お店選びもスムーズになりそうです。
ちなみに、レストランやグランメゾンに行く予定があるけど、テーブルマナーがちょっと不安…という方には、こちらの記事もおすすめです。
ドレスコードがあるお店だと緊張してしまうかもしれませんが、せっかくなのでおしゃれして、お食事の時間をを楽しんでくださいね!
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