2025年11月20日
東京で育った恵みをテーブルへ。地産地消の食体験
先日、公益財団法人 東京観光財団様が主催する「東京サステナブル MICEショーケース」にて、サステナビリティをテーマにしたフード&ドリンクを提供させていただきました。
会場は、新しく開業したばかりの新施設、TAKANAWA GATEWAY Convention Center。
東京サステナブルMICEショーケースとは
今回のイベントは、東京都内でMICE開催を予定している主催者やMICE施設をはじめとした関連事業者等に対し、MICEにおけるサステナビリティに配慮した取り組みを推進するための、ノウハウの提供や開催方法などを幅広く発信・展開することを目的に開催されました。
近年、ビジネスイベントにおいてもサステナブルなケータリングのニーズが高まっていることを踏まえ、フォリクラッセケータリングでは、環境に配慮した食材を使用したメニューや、東京産食材を活用した地産地消メニュー、プラントベースのフード&スイーツなど、多彩なラインアップを提供しました。
今回ご提供のお料理やお飲み物は事例集でもご紹介
こちらのページにて、今回ご提供させて頂いたお料理と、特別にご用意したドリンクをご紹介しています。
本コラムでは、その中でも“メイドイン東京”に焦点をあて、地産地消をコンセプトにしたメニューや、東京産飲料とのペアリングをご紹介します。
甘みと香りを楽しむ、千住ネギの贅沢キッシュ

フォリクラッセケータリングが拠点を置く、東京・千住で育った甘み豊かな千住ネギをたっぷり使用したキッシュです。
千住ネギは、一般的な長ネギに比べて甘みが強く、やわらかな白い部分と香り高い青い部分のバランスが絶妙です。
このネギをたっぷり使用したキッシュは、クリーミーな卵とチーズの生地と相性抜群で、素材本来の旨みを存分に楽しめます。
甘みと香りがしっかり感じられるため、軽やかな食感ながらも味わい深く、東京産ワインや東京産ビールとの相性も抜群で、地産地消の魅力を五感で感じられるメニューです。
東京の恵みを味わう、青梅の椎茸と豚肉のリエット

東京都の中でも自然豊かな地域である、青梅市で丁寧に育てられた原木椎茸は、清らかな水と空気の中で育つため、香り高く肉厚で旨みが濃いのが特徴です。
一方、TOKYO X(東京エックス)は東京都産ブランド豚で、脂肪の質が良く、加熱するとナッツのような香ばしい甘みのある香りが立ち、脂が口内でとろけるジューシーな食感が楽しめます。
TOKYO Xの生産の起点は東京都青梅市。青梅由来の2つの食材を組み合わせ、リエットに仕上げました。
椎茸の香ばしい風味と豚肉のリッチな旨みが口の中で調和し、しっとりとした食感が特徴でで、東京産の白ワインやビールとともに楽しむと、素材の魅力が一層際立つ一品です。
シンプルに素材を活かすブロッコリーのペペロンチーノ

緑豊かな環境に囲まれた東京都国立市は、昼夜の寒暖差が大きく、野菜が甘みを蓄えやすい土地柄。
そこで育ったブロッコリーは、ぎゅっと締まった蕾と濃い緑が特徴で、噛むほどに自然な甘さとコクが広がります。
こちらの一品は、そんな国立市産のブロッコリーに、にんにくと唐辛子の香りをまとわせ、シンプルなペペロンチーノスタイルで仕上げた一品です。
加熱によって引き出される甘みと、ほろりとほどける茎の柔らかさに、オリーブオイルの余韻が調和し、素材そのものの味わいを丁寧に引き立ててくれています。
サクサクのクロスティーニに添えることで、香ばしさが加わり、ひと口ごとに異なる表情が楽しめるのも魅力。
このお料理は、動物性由来の食材をいっさい使用せずにお作りした「プラントベースフード」です。
「植物性素材を中心に作られた、環境にも体にもやさしい食のスタイル」として注目されるプラントベースフードは、環境負荷も少なく、健康と環境の両面に配慮したサステナブルなお食事です。
しかし、なんとなく難しそうで、特別な食事というイメージを持つ方も少なくありません。このメニューを通じて、プラントベースフードをより身近に感じて頂くことができれば、嬉しく思います。
奥多摩サツマイモのやさしい甘さを楽しむフレンチカナッペ

次に紹介するこちらのカナッペも、植物由来の素材のみを使用したプラントベースフードです。
奥多摩の清らかな水と豊かな土壌で育ったサツマイモは、昼夜の寒暖差が甘みを引き出し、ねっとりとした食感と自然な甘みが特徴です。
今回は、旬のさつまいもの素材本来の味わいを生かしつつ、軽やかで上品な一口サイズのカナッペに仕上げました。サクサクのクラッカーとサツマイモのやさしい甘さが絶妙にマッチ。軽食としても、お酒に合わせても楽しめる、旬の味覚を活かした東京ならではのプラントベースメニューです。
健康や環境への配慮も意識したこのメニューは、奥多摩の大自然の恵みを感じていただくことのできる一品です。
“飲む東京産”で、食体験をさらに豊かに

多摩エリアの豊かな自然で育った東京産ワイン
今回のイベントでは、お飲み物についても地産地消ドリンクとして、東京産のアルコール、ソフトドリンクをご用意いたしました。
まず、ワインは東京都多摩エリアの豊かな自然と昼夜の寒暖差がある畑で育ったぶどうを使用し、土地の個性を反映した味わいが特徴のワインをご用意しました。
東京産赤ワイン「シラー2023」は、果実味とスパイス香が調和した力強い味わいで、お肉料理好相性。
一方、東京産の白ワイン「東京ブラン」は、爽やかな酸とすっきりした余韻が特徴で、野菜や軽やかな料理に寄り添います。
東京都内で育てられたぶどうから造られたワインを、東京産食材を使った料理とともに味わっていただき、ドリンクでも地産地消の魅力を楽しんでいただきました。

東京の個性を味わうクラフトビール
東京産のクラフトビールとして、「深大寺ビール 」と「多摩の恵 明治復刻地ビール」を提供しました。
深大寺の湧水で仕込まれたピルスナーは、すっきりとした喉ごしとキレのある苦味が特徴で、前菜や軽い料理と相性抜群です。「多摩の恵」は、明治期のビール製法を再現した、香ばしさとコクのある味わい。
どちらも、レトロなデザインのラベルがかわいらしく、ゲストの皆様にたくさん手に取っていただくことができました。
ノンアルで楽しむ東京の地産地消ドリンク
東京産のソフトドリンクとして、「東京コーラ」と「トーキョーサイダー」もご用意しました。
東京コーラは、国産緑茶を使った炭酸飲料で、ほどよい甘さとすっきりした後味が特徴。油分のある料理を爽やかにリセットします。
トーキョーサイダーは、昔懐かしい味わいと軽やかな飲み心地で、幅広い年代に人気のサイダーです。
どちらも“東京でつくられた一杯”として、アルコールが苦手な方にも地産地消を楽しんでいただけるラインアップとなりました。
サステナブルなMICEを、食から支える

今回のショーケースでは、サステナブルなMICE開催に向け、会場運営、備品、空間演出など、さまざまな企業がノウハウを紹介していました。
私たちにとっても、食の領域からどのようにサステナビリティへ貢献できるかを再認識する、貴重な学びの場となりました。
今回ご紹介したサステナブルなケータリングのように、フォリクラッセケータリングでは、イベントの主旨に合わせたお料理やお飲み物のご提供も多彩なスタイルで対応可能でございます。
どうぞお気軽にご相談ください。









