2022年6月11日

【SDGs】日々進化するプラントベースフードで身体も環境も大切に

プラントベースフードって何だ?

プラントベースとは

最近よく聞くようになった、”プラントベースフード”。そもそも、どんな意味なのでしょうか?

プラントベースとは、植物性由来(plant based)の食べもの、およびその食べかたを言います。植物性由来の食べものとは、野菜・果物・穀類・豆・キノコ・海藻や、それらを加工した食品・料理のこと。
引用:https://www.plantbz.com/plantbased/

つまり、植物性の食材やその食べ方、植物性由来の食品全般を指して”プラントベースフード”と呼んでいるのです。

ベジタリアン・ヴィーガンとの関係

プラントベースと関連して挙げられるのが「ビーガン」や「ベジタリアン」といった単語です。

ビーガンやベジタリアンは、基本的に「動物性の食べものを食べない」ことが主旨になっています。その理由は、健康的な側面や食事の好みというよりは、「地球環境を守りたい」「動物を苦しめたくない」といった信条や信念にもとづづいています。
引用:https://www.plantbz.com/plantbased/

このように、プラントベースフードとヴィーガンやベジタリアンの考え方は、似ているようで同じではありません。

「動物性食品を出来るだけ摂取しない」ことにフォーカスしたのがベジタリアン・ヴィーガンの食事で、「植物性食品を積極的に摂取する」ということに主軸を置いているのがプラントベースフードであるということができます。

サスティナブルな食生活とのかかわり

プラントベースフードが話題になってきた背景に、SDGsとのかかわりが挙げられます。

肉食を控えてプラントベースフードに移行することで、環境にもたらす大きな効果が期待されています。

①畜産由来の二酸化炭素やメタンなど温室効果ガス排出削減
②家畜が育つまでにかかる水資源の節約
③飢餓や食糧問題への貢献

調べていると、食肉が我々の食卓に届くまでにはとても多くのエネルギーがかかっていることがわかります。プラントベースの食生活を増やすことで、環境への負荷が少しでも減るのなら、少しずつでも取り入れていきたいものです。

健康面でも効果が期待されている

アメリカの栄養学者T. コリン・キャンベル氏は、食生活とがん疾患のリスクに関する研究の中で、「動物性食品を食べない生活スタイルが最も疾患リスクが低い」と発表しています。

日本と欧米とでは、歴史的な食文化に大きな違いがありますが、”野菜中心の食生活=健康”は、メタボリックシンドロームなどが社会問題として取り上げられている日本では、常識といってもよいかもしれません。

代用食品の進歩

世界的なプラントベースフードへの関心の高まりから、様々な代替え食品が次々に開発されています。

日本でもなじみのある食品から、最新技術によって作られた画期的な食品まで、その一部をご紹介します。

①多様な牛乳の代替え食品

まずは、牛乳の代替え食品からご紹介いたします。

豆乳/ソイミルク

牛乳の代替え食品として一番にあげられるのは、豆乳。

日本人にも一番馴染みのある飲料で、スーパーマーケットでも牛乳のすぐ横に数多くの商品が並んでいます。

たんぱく質やと脂質の配合などからみても、牛乳の代用として1番似ており、豆乳を原料にした”豆乳ヨーグルト”、”豆乳チーズ”など、商品展開も豊富です。

ライスミルク

お米をミルク状にしたもの。乳製品や大豆にアレルギーを持つ人たちの牛乳や豆乳の代替品として欧米で親しまれていたものが逆輸入的に日本でも販売されるようになってきたものです。

原料は白米もしくは玄米で、ビタミン(B1、B2、B12、E)、ミネラル(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、食物繊維を含み、牛乳に比べると脂質が少ないため、あっさりしていて、さらさらとした飲みごこち。

オーツミルク

オーツ麦(えん麦)を原料とした植物性ミルクです。

オーツ麦は、オートミールやグラノーラなどとしても知られ、食物繊維が豊富で健康にいい点や、グルテンを含まないという理由でも近年人気を博しています。

スーパーマーケットでも多く目にするようになり、栄養強化されている商品が多いのが特徴です。栄養面でも牛乳の代わりとして取り入れやすいように商品が開発されているようです。

アーモンドミルク

アーモンドと水を原料にした、植物性ミルクです。

スターバックスが販売しているアーモンドミルクラテで、このアーモンドミルクを初めて飲んだ方も多いのでは?

アーモンドの香ばしい香りが特徴的で、食物繊維やビタミンEを豊富に含んでいるなど、栄養面でも健康効果が高いと言えます。

②お肉の代替え食品【大豆ミート】

大豆ミート/ソイミート

大豆から、油分を絞ったあとの大豆粕(だいずかす)を、加熱・加圧して作られている大豆ミート。

ひき肉に比べてカロリーが低く、たんぱく質は遜色がないほど含まれているほか、コレステロール含有量がほぼ0。そして、食物繊維が豊富に含まれています。

そぼろ状のものや、一口サイズのものなど、調理しやすい形態で販売されているものが多いほか、最近では、スーパーマーケットで原材料の一部を大豆ミートに置き換えたチキンナゲットなどが売られているなど、身近な存在になってきました。

③卵の代替え食品

ヴィーガンエッグ

ヴィーガン先進国の欧米では、卵だってヴィーガン仕様のものが販売されています。

加熱すると卵同様にかたまり、このヴィーガンエッグを原料に、マヨネーズを作ったりもできるんだとか。

日本でも、キューピーが『HOBOTAMA(ほぼたま)』を開発。豆乳加工品をベースに、スクランブルエッグのような見た目と食感を再現したプラントベースフードだそうです。ぜひ一度試してみたい!

ところで、お味はどうなんだ?

環境にも、健康にも優しいプラントベースフード。

気になるのは、そのお味ですよね?!

フォリクラッセでは、これまでにも多くのベジタリアン・ヴィーガンメニューをご提供してきた実績があり、どれも大好評を頂いてきました。

プラントベースフードへの関心が高まり、プラントベースのケータリングへのお問合せも増加しています。

次回、フォリクラッセのプラントベースフードメニューをご紹介!

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