2017年6月2日
おしゃれなウェディングの招待状をDIYする方法【デザイナー直伝】
こんにちは!フォリクラッセケータリング・WEB担当兼・実はグラフィックデザイナーの本橋です!
今回は、ウェディングパーティーを控えているプレ花嫁or花婿に
意外と簡単に、自分で招待状を作る方法をお伝えいたします。
adobe Illustratorなどのデザインソフトをお持ちでない
デザイナーじゃない方のための方法です。
もちろん、結婚式の招待状だけでなく、同窓会や
愛するワイフの誕生日パーティーの招待状などにも参考にしてください。
結婚式場で招待状を作成してもらうと、結構高いと噂
結婚式場では、招待状を制作してくれるサービスを行っているところが多くあります。
一般的には、式場に制作してもらうと一部あたり約500円~800円ほどかかるようです。
例えば80人招待するとして、招待状が600円だとすると48,000円。
うーん、なかなかの出費ですね!
全部自分で作れば、低コストで楽しい!
招待状のコストを抑えるには、手作りがおすすめです!
もちろん、ちょっと手間はかかります。
でも、招待状を受け取る人によっては「手作り感があるものが一番嬉しい」という声も。
【全て手作りの場合、一人あたりの金額】
招待状用紙 20円くらい
+封筒代 15円くらい
+返信用郵便はがき 62円
+招待状の送料 82円
=179円
80人招待した場合、式場に製作してもらった場合と比べると
33,680円もお得です!
物作りが好きな方は、結婚式の準備をていねいに楽しめますし、
オリジナルのものにこだわりたい方にもおすすめの方法です!
「A5二つ折りの招待状」と「返信はがき」を「洋1封筒」にいれて送ればOK
一般的に招待状などに使われる封筒は
「洋2」もしくは「洋型2号」(114mm×162mm)という規格のサイズです。
この封筒はA5の紙を二つ折りにしたもの(ハガキとほぼ同じサイズ)
がちょうどピッタリ入ります。
あと招待状に重要なのが出欠返信用のハガキですね!
ですので、この3つの素材をご自身で揃えて、
印刷や加工をすれば、招待状が自作できます!
今回はその中でも、一番準備が難しそうに思える
「招待状本体」の作成方法をレクチャーしますね!
↑この写真では普通の厚手の印刷用紙に印刷していますが、
用紙の質感にこだわればもっと雰囲気のある仕上がりになると思いますよ!
まずは招待状の素材「A5カード用紙」を入手!
文章の印刷と+αの簡単な行程でも、
かっこ良く見えるポイントは「しっかりした良い用紙を使う」ことです!
そうすればデザインはシンプルでも素敵な招待状ができますよ!
選ぶときは「インクジェットプリント対応」などの表記があり、
ご自宅のプリンタで印刷できるものにしましょう。
最初から2つ折り用の筋が入っている
招待状用のA5サイズのカード用紙を使うと、簡単にきれいに仕上がります。
全て無料で、おしゃれなデザインを作って印刷しましょう!
専用ソフトがなくてもフリー(無料)ソフトで作成できる!
まっさらなA5カード用紙が手に入ったら、
ご自宅のプリンタで印刷するためのデザインデータを作りましょう!
もしもご自宅のパソコンにマイクロソフトのWordが入っていれば
もちろん、それでも招待状印刷ができます。
しかし、Wordも有料ソフト。
仕事に使用しない家庭用のパソコンにはインストールされていないことも多いですね。
そこでおすすめなのが、上記で紹介している
エーワン 手作りプリントペーパー 2ツ折ポストカードのメーカーである
エーワンの「ラベル屋さん」というフリーの印刷デザインソフト。
エーワン製品を使えば、ぴったりサイズで安心して印刷ができます。
(別にエーワンの回し者ではないですよ!)
例えばこんなデザインを「ラベル屋さん」で作ってみました!
招待状 中面製作のポイントを、紹介していきますね。
フリー素材でも海外まで含めて探せばおしゃれにできる!
フリーフォントでオシャレ感がぐっとあがる
簡単に手作りデザインの質感をアップさせるには
フリーフォントがおすすめです!
日本語は、膨大な文字数があるのでフリーフォントの数が少ないですが
英語は一気にクオリティーが上がる、おしゃれなフリーフォントがわんさかあります!
飾りのようなつもりで使用するのがおすすめです!
(日時や場所など、重要な文を英語で書くのは、
受け取った人が困ってしまうのでやめましょう)
今回は、英字部分はDancing Script
日本語部分は うつくし明朝というフォントを使用しています。
クオリティー・センスの良い海外フリー素材も使ってみましょう
Illustrator等のデザインソフトで扱うデータである
「ai」「eps」などの「ベクター素材」ならば、
おしゃれなフリー素材を山ほどご紹介できるのですが…
ラベル屋さんやWordなどで扱える「.png」「.gif」などの
(背景が透明になっている)画像形式のフリー素材だと選択肢が狭まってしまいます。
どちらも海外のサイトですが、センスの良い画像素材が
ダウンロードできるところを見つけましたのでよかったら参考にしてください!
Angie Makes (メールアドレスを登録するとダウンロードができます)
ちょっとしたデザインのコツを抑えてキレイにしあげる
簡単なデザインのコツ①「ジャンプ率」で脱素人感
デザインの基本的なセオリーに「ジャンプ率」というものがあります。
目立たせたい文字は大きく。
そうでない本文の文字などは小さく。
その差が大きい(ジャンプ率が高い)ほど、
おしゃれな雰囲気に見える!というものです。
特に、見出しに個性的なフォントを使用している場合は
ジャンプ率は高いほうがかっこいいです!
簡単なデザインのコツ②「とりあえずグレー」でよく馴染む
とっておきの裏技ですが、
文字色は真っ黒よりもちょっとグレーにすると
不思議となじんで、上品な雰囲気になりますよ!
余り薄い色にしすぎて、見にくくならないように気をつけましょう。
また、文字色に黄色や薄ピンクを使うのも、
読みにくくなるので、避けたほうが良いと思います。
簡単なデザインのコツ③「余白」をきちんとつくる
これは最大のポイントで、一番むずかしい箇所でもあります。
良く「うーん、なんだか惜しいなあ」とおもうチラシなどは
文字が紙のフチギリギリまで配置されていたりすることが多いです。
例えばこんな感じで…
なんだか、見ているとちょっと息苦しくなってきますね!
用紙の上下左右や、文字の行間に余白をきちんと意識して作ってあげると
上質な雰囲気になりますよ。
ご参考までに、今回私はこんなところを気をつけて配置をしました。
ちなみに、文章の書き方のルールはこちらを参考にすると良いと思います。
いかがでしたか?
ウェディングの招待状だけでなく、PowerPointでの資料作成や
ちょっとしたものを作るときなどにも使えるテクニックもあったと思います。
ぜひ、活用してみてください!